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今夜、すベてのバーで (講談社文庫)
今夜、すベてのバーで (講談社文庫) (JUGEMレビュー »)
中島 らも
アルコール中毒と診断された小島容の入院から退院までの話。
小島容の刹那的な思想と現実への冷ややかな視線を通し、身の回りの出来事を観察する。限りなくノンフィクションに近いフィクションであり、これ以後の彼の作品、エッセイのコアとなる作品である。書評ではない。お薦めだ!
とにかく、一読されたい。
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小さな世界
先月一杯、俺は地下の奥底に潜伏していた。陽の目を見ることが殆どないこの穴倉では、酒を飲むばかり無為な時間が経過していく。異世界の言葉に触れ、有用な科学の進化に思考停止する。そんな一ヶ月。
周りには既に陽の光を浴びている者もいる中でのこの拘禁は、確かに後に役立つあろう要素も全て閉じ込められるパンドーラの箱。アンドロギュヌスの隠された秘蹟。新宿界隈を酩酊の絶えぬまま歩きつづけたこの二日間。俺はやっと、陽光を浴びる権利を得たらしい。
世界地図を広げると、俺が今立つ場所とやらは何万ミクロン程度の広さしかない。俺に与えられた物も、よくよく見ればなんとも小さなオブジェクトの一つに過ぎない。
しかし、俺は嬉しかった。そこには俺の能動が隠されてあったから。陽光を浴びることに無上の喜びを感じてしまったから。
漸く、俺は清々しい重圧の中を歩くことが出来る。重圧?なんて甘ったれた言葉だろう。いや、そんな照れ隠しが甘ったれている証拠だ。

俺は、もしかしたら現実を知らないのかもしれない。
俺は、もしかしたら真実を見失っているのかもしれない。
…夢を、見ているのかもしれない。

しかし、全ては小さな世界の出来事である。
| 雑組 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
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